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執筆者の写真佐野キャリアコンサルティング事務所

プロティアンキャリアを実践せよ

プロティアンキャリアとは、変幻自在なキャリアのことを指す。


どのような変化のただ中であっても、主体性を持ち、人生の手綱を離さないのがプロティアンキャリアである。


唯一不変のものは変化なり。


そして今、そのただ中にある。


ホランドを勉強したなら知っているだろう。


個人と環境の相互作用から織りなすキャリア形成の中で、今外部環境要因を直視せずして進むことができるわけがない。


世界観が変わるからこそ、新たな生き方の可能性が生まれる。


強制的に外出できず嘆くよりも、ひきこもりの人に尋ねると良い。


社会的に問題視されていた人が本当は「プロフェッショナル」だったと知り、外に出なくても世界と繋がる術を学ぶ機会となるだろう。


今必要なのは傾聴し、自己決定をクライエントに委ねるコンサルタントではない。


状況を直視し「指示できるコンサルタント」である。


非正規・パートの相談があれば「正社員にしがみつけ」と言えるコンサルタントである。


同一労働同一賃金が建前でも、まず非正規から切られるだろう。


綺麗ごとは必要ない。


資金調達で揺れる企業。今しのげば本当に継続できるのか。


贅沢と娯楽の延長線上にあり、膨らみすぎた産業は元の規模に還るだろう。


芸能、観光、宿泊、美容、旅行、外食、スポーツ、イベント等の優先順位が低いことは明らかである。


事業承継よりも、勇気ある廃業が経営者自身と従業員の助けとなるかもしれない。


一時的な助成はあれど、国がずっと助けてくれるわけではない。


事業継続可能な産業か見極め、助言できるのがコンサルタントの務めである。


そして、政治と経済の未来を予測しないコンサルタントは要らない。


「予測できない」中でも私見を述べよ。


「どっちでもよい」「どちらか述べる勇気がない」のは他人の人生を預かるに及ばず。


足るを知る者は富み、強めて行うものは志有り。


この変革は大きな機会である。


足るを知り、人との繋がりに希望を見出す。


プロティアンキャリアを実践せよ。




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